「不忍口」って、読めますか？
上野駅をよく使う人なら「しのばずぐち」でしょ？と即答できるかもしれませんが、初見の人にはかなりハードル高めの駅名です。
しかも読み方だけじゃなく、「どこにあるの？」「何があるの？」といった疑問もセットでついてくる、ちょっとややこしい存在。
この記事では、「不忍口」の正しい読み方や由来、場所、周辺スポットまで、丁寧にわかりやすく解説していきます！
「読めない駅名選手権」でも上位に入るであろうこの出口、知っておけば上野駅で迷わず観光もスムーズになりますよ♪
それでは早速、“不忍”の世界へご案内します！
不忍口の正しい読み方は？
「不忍口」って、初めて見たとき「ふしのぐち？」「ふにんぐち？」と読んでしまった方、正直に手を挙げてください（笑）実はこれ、「しのばずぐち」と読みます。
読み方を知ってる人には当たり前かもしれませんが、初見だとまず読めませんよね。駅名や地名って、漢字のクセが強いものが多くて、読み方のクセも強い！その代表格ともいえるのがこの「不忍口」なんです。
この読み方は、すぐ近くにある「不忍池（しのばずのいけ）」に由来しているため、「不忍口＝不忍池方面の出口」という意味なんですね。観光地として人気のスポットですが、読み方だけで軽くクイズになりそうです。
「不忍」とはどういう意味？
そもそも「不忍（しのばず）」って、なんだか武士っぽいというか、歴史を感じさせる言葉ですよね。実はこの「不忍」は、古語的な表現で、「こらえきれないほどの思いを、忍びきれないこと」という意味があります。
つまり、「忍ばない＝我慢できない」というちょっと文学的で、情緒あふれる言葉だったんです。ちなみに江戸時代の文献などでは、恋心や未練を表すときに使われることもありました。
そんな情緒的な言葉が、現代の駅の出口名になっていると思うと、なんだか不思議ですよね。でも、地名や名称にはこうした昔の文化や言葉の名残がしっかり刻まれているんです。言葉って、ロマンありますね！
不忍池と不忍口の関係
では、「不忍池」と「不忍口」はどうつながっているのか？答えはとってもシンプル。「不忍池の方に出る出口だから“不忍口”」なんです。
不忍池（しのばずのいけ）は、上野恩賜公園の中にある自然豊かな池で、蓮の花が有名な観光スポット。春や夏はもちろん、秋の紅葉、冬の静けさも魅力的な癒し空間です。そこにアクセスしやすい出口として設けられているのが、JR上野駅の「不忍口」なんですね。
つまり、「不忍口」はただの駅の出口じゃなくて、不忍池という人気観光スポットにスムーズにアクセスできる“ゲート”のような存在。だからこそ、知っておいて損はありませんし、読み方もサラッと言えるとちょっとカッコいいですよ♪
上野駅「不忍口」ってどこにある？
「不忍口って言われても、上野駅って出口多すぎて分からん！」という声、よく聞きます（笑）。実際、上野駅はかなり大きくて、中央改札、広小路口、パンダ橋口…とにかくいろんな出口があるんですよね。
その中でも「不忍口（しのばずぐち）」は、JR上野駅の中央改札を出て、左手側に位置しています。地下鉄の銀座線や日比谷線から出てくると少し距離がありますが、京成上野駅や上野恩賜公園に行きたい人にはとても便利な出口です。
ちなみに、不忍口を出るとすぐに見えるのが「上野マルイ」や「ヨドバシカメラ」、そして少し歩けばすぐに不忍池というロケーション。観光にもショッピングにも最適な立地なので、覚えておくとかなり使える出口ですよ♪
「不忍口」の漢字が読みにくい理由
さて、「なんで“しのばずぐち”なんて読み方になるのよ！」と、つっこみたくなる気持ちも分かります（笑）。この読みづらさには、日本語特有の漢字と音のクセが関係しています。
まず、「不」は“ない”という否定の意味。次に「忍」は“がまんする”や“しのぶ”という意味の熟語。これを素直に読めば「ふにん」や「ふしの」と読む方が自然に思えるんですが、歴史的に地名化された場合には“音読み＋訓読み”が混ざる読み方になることが多いんです。
「不忍池（しのばずのいけ）」がすでに地名として定着していたため、その読み方がそのまま「不忍口」にも受け継がれたというわけなんですね。
地名や駅名って、“読みにくさ”こそが文化！というぐらい、意味より慣例が勝っちゃうんですよ（笑）
よくある読み間違い例
さてここで、ちょっと楽しい（？）あるあるネタを。実際に「不忍口」をどう間違って読まれているのか、ネットでもリアルでもこんな間違いがけっこうあります。
間違い例あるある：
- ふにんぐち（なぜか病院ぽい…）
- ふしのぐち（ちょっと和風だけど違う）
- ふじんぐち（もはや読めてない）
- にんしのぐち（どこからその音が…）
やっぱり「不」や「忍」という漢字は、小学校では習っても、“しのばず”なんて読み方にはなかなかつながりませんよね。でも、一度ちゃんと読めるようになると、ちょっとした雑学としてドヤれるレベルになります（笑）
電車で案内アナウンスを聞いたときに「あ、しのばずぐちってこう書くのか」となる瞬間、ちょっとした発見の喜びってありますよね♪
駅アナウンスではどう読まれている？
駅のアナウンスって、普段はなんとな〜く聞いてるだけかもしれませんが、実は発音や言い回しがとても丁寧に工夫されています。もちろん、「不忍口」も例外ではありません。
JR上野駅の構内放送では、しっかりと「しのばずぐち」とアナウンスされています。意識して聞いてみると、「不忍口へは左方向です」と案内される声が、はっきりと“しのばず”って言ってるんですよ。
これは訪日外国人や観光客にも分かりやすく伝えるためで、読み間違いが多い地名ほど、正確でゆっくりとした読み方が意識されているそうです。
ちなみに、アナウンスの音声ってプロの声優さんやアナウンサーさんが収録していることもあって、滑舌も発音も抜群。これを参考に、自然に「しのばずぐち」が口から出てくるようになると、もう上野通です！
Googleマップでの表記は？
最近は「不忍口ってどっち？」と聞くよりも、まずスマホでマップ検索する方が多いかもしれませんね。で、気になるのがGoogleマップでの表記。
実は、Googleマップでも「不忍口」はしっかり「不忍口（しのばずぐち）」と表記されています！しかも、ピンをタップすると「JR上野駅不忍口出口」として案内が出るので、地図アプリ上でもちゃんとした読み仮名付きで安心です。
ただし、音声検索では「ふしのぐち」と言っても誤認識されることがあるので注意が必要。音声入力派の方は「上野駅しのばずぐち」と言うか、「不忍池口」と言い換えると、より正確にたどり着けますよ♪
マップアプリの進化のおかげで、読めない地名もどんどん克服できますね。便利な時代です。
「しのばず」の由来と歴史
「しのばず」って、音の響きも独特ですが、実はとてもロマンのある由来があるんです。これは地名であると同時に、歴史や文化の記憶をとどめる名前でもあるんですね。
「不忍池（しのばずのいけ）」という名前は、江戸時代から使われている古い呼び名で、由来は**“忍びがたきを忍ばず”＝耐え難いことを我慢しない”**という仏教的な思想に基づいています。
この池は、もともと上野の山（現在の上野恩賜公園）にある寛永寺の境内で、琵琶湖を模して造られた人工池でした。中央には弁天堂があり、参拝客や観光客にとっても癒しの場として親しまれてきた場所です。
つまり「不忍（しのばず）」という言葉には、過去の宗教的・文化的背景がしっかり詰まっているんです。知れば知るほど、ただの駅の出口が奥深く感じられますよね！
他にもある！読みにくい駅名や地名
「不忍口（しのばずぐち）」のように、見ただけじゃ読めない駅名や地名って、日本中にたくさんあります。地名って、漢字の読みとルールを裏切る天才なんですよね（笑）
たとえば…
- 放出駅（はなてん）／大阪：「ほうしゅつ」と読んじゃいそう
- 百舌鳥（もず）／大阪：もはや読み仮名だけ見て鳥の種類だと気づかない人も
- 小手指駅（こてさし）／埼玉：「こてゆび」と読んだ人、正直に手を挙げてください！
- 霞ヶ関（かすみがせき）：この辺は政治の話になると一気に読めるようになる不思議（笑）
こういった読みづらい地名や駅名は、「知っているかどうか」で差が出るので、ちょっとした豆知識として覚えておくと会話のネタにも使えますよ♪
観光客が混乱しやすいポイント
「不忍口」は、観光客にとってちょっとした“トラップ”になりがちなスポットでもあります。理由は大きく2つ。
① 読めない
「しのばずぐち」と読めない人が多く、地図アプリや駅構内の案内板で見つけられずに迷子に…。
② 出口が多すぎる上野駅問題
上野駅は出口が本当に多い！しかも地上・地下・JR・私鉄…と複雑。パンダ橋口に行くつもりが不忍口に出たり、出口を間違えて目的地と逆方向へ向かってしまう人もいます。
なので、観光客には**「目的地が不忍池方面なら“不忍口”を目指す」と覚えておくのがコツ**。駅構内の案内図やアプリも事前チェックしておくと安心です♪
不忍池周辺のおすすめスポット
不忍口を出たら、すぐそこに広がるのが「不忍池」。そしてその周辺には、見逃せないスポットがたくさんあるんです！
おすすめスポット一覧：
- 上野恩賜公園：四季折々の風景が楽しめる都内屈指の癒し空間
- 弁天堂：池の中心に浮かぶパワースポット。お参りにもデートにも◎
- 上野動物園：言わずと知れたパンダの聖地。子どもにも大人にも大人気
- 東京国立博物館＆上野の森美術館：アートや歴史好きなら絶対寄ってほしい名所
- アメ横商店街：食べ歩きや買い物が楽しめる、上野の“元気”スポット
不忍口は、「文化・自然・グルメ」全部そろったエリアへの入り口なんですね♪
不忍口を迷わず使うためのコツ
最後に、不忍口で迷わないためのちょっとしたコツをまとめます！
- 改札は「中央改札」から左へ進むのがポイント！
- 地図アプリでは「不忍口（しのばずぐち）」と検索しよう
- 京成上野駅や不忍池方面なら、迷わず不忍口が近道
- 読めないときは「しのばず」と口に出して確認♪
- 案内板では“池”や“公園”の方向に目を向けて探すと◎
駅って複雑そうに見えても、ちょっとした知識とコツがあればスムーズに移動できます。不忍口もその一つ。知ってるだけでちょっと得する出口、しっかり覚えておきましょう♪
✅ 記事のまとめ
「不忍口（しのばずぐち）」は、読みにくいけれど知っておくと便利な上野駅の出口です。
- 正しい読み方は「しのばずぐち」で、不忍池（しのばずのいけ）に由来しています
- 「不忍」は“忍ばず＝我慢できない”という仏教的な意味を含んだ古語
- 不忍池方面へ出る最寄り出口で、中央改札を出て左側に位置します
- 読みにくさから「ふにんぐち」などの誤読も多く、アナウンスや地図表記でサポートされています
- 周辺には上野恩賜公園・動物園・美術館など、魅力的なスポットがたくさん
- 上野駅をスマートに歩くためにも、“不忍口”を知っておくと安心です！
