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23円で落札された姫路城、その真相とは?歴史に残る驚きのエピソードを解き明かす。

実は、かつて姫路城がわずか23円50銭で競売にかけられていたという驚きの話があるんです。
あの壮大で美しい城が、こんな低価格で売られていたなんて信じられませんよね?
でも、この話には謎がいっぱい!
今回は、そんな歴史ミステリーに迫りながら、姫路城の知られざるエピソードをたっぷりご紹介します。
あなたもきっと、今まで知らなかった姫路城の魅力に引き込まれることでしょう。

姫路城が23円!? 驚きの競売伝説

姫路城がかつて23円50銭で競売にかけられたという話、ご存じですか?
歴史ある壮大な城が、こんなにも安く売られたというのは驚きですよね。
このエピソードは1927年(昭和2年)5月に読売新聞で報じられたもので、金物商の神戸清次郎(かんべせいじろう)が落札したとされています。

実際、現在の貨幣価値に換算しても約10万円ほどですが、それでも城全体がこの金額で売られたとは信じがたい話です。
この伝説がどうして広まったのか、その背景に迫ってみましょう。

「白すぎる」姫路城の真相

2009年(平成21年)から2015年(平成27年)までの5年半かかった平成の大修理を経て、姫路城は「白すぎる」と話題になりました。
大天守の屋根瓦をふき直し、外壁と屋根瓦の継ぎ目の白い漆喰(しっくい)を塗り替えられたのです。
壁や瓦屋根が真っ白になり、以前の黒ずんだ姿に慣れていた人々からは戸惑いの声も上がりました。

しかし、実はこれが築城当時の本来の姿。
白鷺城(しらさぎじょう)の名の通り、真っ白な外観が特徴だったのです。
年月が経つと風雨にさらされる屋根の漆喰はカビや汚れによって、自然に黒ずんでいくため、元の美しい白さが失われてしまっていたのです。

大修理によって、私たちはかつての白鷺城の姿を目にすることができるようになったのです。

姫路城の長い歴史

姫路城は、豊臣秀吉(とよとみひでよし)が築いた城として知られていますが、その歴史はさらに古く、室町時代の1346年に遡ります。

最初の城主は赤松貞範(あかまつさだのり)で、南北朝時代の争いで北朝に味方して築城しました。
その後、軍師として有名な黒田官兵衛(くろだかんべい)の居城となり、関ヶ原の戦いの後には徳川家康(とくがわいえやす)の娘婿である池田輝政(いけだてるまさ)が、9年かけて現在のような連立式天守を含む大規模な改修を行いました。

さらに、本多忠政(ほんだただまさ)による西の丸の増築などを経て、現在の姫路城が完成。

長い歴史の中で何度も改修を重ねてきた姫路城は、日本の歴史の中でも特に重要な文化財となっています。

神戸清次郎とは? 競売にまつわる謎

落札者とされる神戸清次郎(かんべせいじろう)とは、どんな人物だったのでしょうか?

伝えられる話によると、彼は明治時代の1874年(明治7年)ごろに姫路城を購入し、即日で陸軍省に買い上げてもらったと言われています。

しかし、この話にはいくつかの疑問点が残ります。

まず、彼の名前は「清次郎」「清一郎」「清治郎」と文献によって異なる表記がされており、また、陸軍の記録には姫路城の入札に関する詳細な記録が残っていないのです。
ただし、1873年(明治6年)前後には陸軍省から民間払い下げの入札を取り消すという通達があったことはわかっています。

このような不確実な情報も、神戸清次郎をめぐる謎を一層深めています。

落札額23円50銭は本当? 謎の金額と城の一部

23円50銭という金額は、現在の価値に換算してもわずか10万円ほど。
しかし、広大な姫路城全体がこの価格で売られたというのは非常に考えにくいですよね。

一部の専門家は、競売にかけられたのは姫路城の一部、例えば東屋敷などではないかと指摘しています。
実際、城の主要部分である天守を含む城郭(じょうかく)は陸軍省の管轄であったため、競売にかけられることはなかった可能性が高いのです。

こうした点を踏まえると、この伝説の背後にはまだまだ解明されていない謎が多く残っています。

神戸清次郎の寄贈と銀杯のエピソード

神戸清次郎が姫路城の一部である「雪見灯籠」を寄贈したというエピソードは、歴史ファンの間で語り継がれています。

1892年(明治25年)、彼は雪見灯籠(ゆきみどうろう)を当時姫路に駐屯(ちゅうとん)していた歩兵(ほへい)第十連隊に贈り、その感謝のしるしとして大隊長から銀杯を受け取りました。
この銀杯は、神戸清次郎の子孫の手元に今も残っているといいます。

このように、歴史に名を残す人物の一挙手一投足も、姫路城にまつわる興味深いエピソードの一部となっているのです。

まとめ 歴史と謎が残る姫路城の魅力

姫路城は、その美しい外観や長い歴史だけでなく、競売にまつわる謎など、まだまだ解明されていない興味深いエピソードがたくさんあります。
かつてわずか23円50銭で競売にかけられたという話は、今も多くの疑問を残していますが、それもまた姫路城の魅力の一部と言えるでしょう。

何世紀にもわたって多くの歴史を見守ってきた姫路城は、現在も多くの人々を惹きつけてやみません。
これから姫路城を訪れる際は、ぜひこれらのミステリーや歴史の背景に思いを馳せながら、現代に受け継がれる城の美しさを楽しんでみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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